ヘアディメンションが倒産

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信じられない!聖子ちゃんカットの生みの親『HAIR DIMENSION』が倒産してた!?

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どーも、カリスマって言葉が流行り始めた頃に美容師を目指して「カリスマとは?」ってなっていた鈍感な学生時代を過ごしたハッタさん**です。

カリスマブームの牽引者が多く在籍していた美容室HAIR DIMENSION(ヘアディメンション)が、まさかまさかの倒産。

そんなことを耳にしてしまいました。

にわかに信じられませんが調べてみたら本当だった…。

個人的に興味も関係もないですが、専門学生時代のカリスマ美容室だっただけにこの話を初めて聞いたときには驚きが隠せませんでした。

あんなにキラキラ輝いていた美容室が閉店するなんてだれが想像するだろう…

 

HAIR DIMENSION(ヘアディメンション)

間違いなく美容師をしていれば耳にしたことがあるお店。

カリスマブームを作り出した美容室の一つと言っても間違いないでしょう。

フジテレビ系の深夜帯で放送されていた『シザーズリーグ』という美容師同士が技術を競い合う番組があったのですが、ヘアディメンションの他に、ACQUA、ZACC、RITZ、anti、minxが参加していました。(他にもいたっけ?)

なお他のお店は今も健在です。

この勝負が毎回タイマンで観客に投票で審査してもらうというもの。

その中でもひときわ目立って人気になっていたヘアサロンがヘアディメンション。

学生からの人気も絶大で毎年少ない枠に応募者殺到して倍率がひどいことになっていたのを覚えています。

 

オーナー飯塚保佑氏

【経歴】

1966年に山野美容専門学校を卒業したのち、全国美容師会長賞などの数々のヘアーコンテストで入賞して実績を積みながら、山野美容学校高等研究課の講師職に就任。

1972年にアメリカに渡り、ヤマノ・ビューティー・カレッジロサンゼルス校で学び、カリフォルニア州で美容師免許を取得した後、アメリカの3大ビューティーサロンのひとつといわれる、ビバリーヒルズの『メナージ・ア・ドゥア』に入店して美容師としての腕を振う。

1975年に日本に帰った後、東京の四谷に「ヘアーディメンション」の1号店をオープンさせる。

その後、順調に店舗を増やし『ヘアーディメンションホールディングス』設立。

【ヘアスタイル】

『聖子ちゃんカット』の生みの親。

当時の一大ムーブメントを作り上げた。

 

オレが専門学校に在籍中も学校に来てくれて、人気スタッフの美容師さんたちとステージをしてくれました。

当時はカリスマっぽい切り方というか、なんか魅せるカットでオーバー気味な動きが人気を博していましたが、飯塚氏のカットは丁寧そのもの。

スタッフはカッシャカッシャやってるその横で、淡々と丁寧にスタイルを作っていく様は今でもはっきりと覚えています。

人気にになるには派手さは必要ないとも学びました。

 

飯塚氏はサロンワーク以外に芸能人を担当したり、日本各地でセミナー活動やステージを行っていたので忙しい日々を過ごしていたと思っていたのですが…

 

人気美容師を育てる手腕

ヘアディメンション

いちばん有名どころでいけば、宮村浩気氏でしょうか。

多数のタレントさんや女優さん(藤原紀香)から支持され、テレビのビューティーコロシアムにも美のプロフェッショナルとしても出演。

個人で月の売上1000万円を作ったという伝説もあります。

ホストじゃあるまいしイチ美容師がまじかよって思うかもしれませんが、マジです。

そのくらい当時のカリスマブームは半端なかったです。

 

あの頃は「ミヤムーすげぇー」ってめっちゃ思ってたしステージで観る宮村氏は他の美容師さんと比べてもとびきり輝いて見えました。

今は思ってません。

「コテでクルクル巻いてバサバサに仕上げるの好きだなぁ笑」くらいにしか思ってません。

 

他にも有名女優さんやタレントさんを多数抱える美容師を多く抱えていた美容室です。

 

ヘアディメンションが倒産した理由は?

 

HAIR DIMENSION(株)(TSR企業コード:292850760、法人番号:7010402015563、港区南青山5−7−23、設立昭和50年8月)と関連の(株)ヘアーディメンションホールディングス(TSR企業コード:016660781、法人番号:4010401039302、新宿区四谷4−3−1、設立平成2年8月、飯塚保佑社長)は4月12日、東京地裁から破産開始決定を受けた。

引用:https://news.goo.ne.jp

とあります。

人気カリスマ美容室でも倒産に追い込まれるほどの客離れがあったことは間違いないでしょう。

この20年弱の間になにがあったんだろう…

ちなみに2012年に頚椎圧迫による全身に麻痺が残るような事故にあわれているようです。

それが直接の倒産理由とは考えにくいですが…

 

個人的な考察

あくまで私見です。

カリスマブームの時代を生きたことで、大規模店舗・店舗数拡大・スタッフ多数在籍がけっきょくのところ毎月のランニングコストを押し上げていたのではと。

  • 店舗→坪単価×坪数
  • 店舗拡大→店舗×家賃
  • 大人数→頭数×給料

これって事業をしていれば当たり前のように毎月かかる経費ですが、拡大した店舗をたたむのはブランドイメージを傷つけるからしたくないでしょうしね。

知っている限りで言えば、日本でトップクラスに店舗数がある美容室は店はあってもスタッフがいなくてお店が回らない状態。他の店から人員を借りて予約客をさばいているんです。

なぜそこまでしてたたまないかは、店舗をガンガン増やして勢いに乗っている状態なのに閉店したら調子悪いと思われてしまうから。

もっと言えば、業績が悪化して見えたら万が一のときに融資を受けにくくなってしまうから。

でしょうね。

店舗が少ないときの年商と店舗を増やしてからの年商が変わっていない事実があります。

ということは単純に考えれば、増えた店舗の数だけ経費がかさみ赤字が出やすくなるということです。

近場に同じ系列の店舗を出店し、限りある同じ客層の取り合いを繰り広げるんですよね。

まるで、コンビニ業界みたい。

あ、そういったところはフランチャイズでやってるからコンビニと一緒か。

本部は各店舗での売上がどうなろうとロイヤリティ(%)が入ってくれば問題ないからオーナーになりたいヒトを育てますよね。

HAIR DIMENSION

昔は一国一城の主になったから安泰とか、美容師って儲かるんでしょとか言われることがありましたけど、今回の件で分かる通り安泰なんてどこにもありゃしない。

日本全国で美容室が24万件も乱立して年々減っていく人口のなか少ない分母を取り合うしかないのです。

もともと美容師は地域のお客を呼ぶ商売だったので、集客が下手くそなんですよね。

だから店舗が増えれば増えるほど、ネームバリュー以外にどうやって集客を加速させるかが勝負でした。

そこに目をつけたリ○ルート。ホット○ッパーと言われる媒体の登場です。

誌面に美容室をズラッと並べ、紹介していくあのやり方。

とても賢く、儲かるシステムです。

けして掲載料は安くないです。そして1年契約しかさせてもらえないので、首が回らなくなってくると本当にどうしようもない契約です。

さらに地域によって掲載料が違うので東京の青山周辺なんていったら恐ろしい金額がかかってくるでしょう。

その支払う金額をペイするためにどれだけ集客ができるかが大事なのですが、誌面に多ければ数百店舗が掲載されるのでその中で選んでもらうのは至難の業。

まだ美容業界のフォト技術が未熟なころは、ひときわかわいいスタイルを作れば集客につながりましたが、近年はどこの美容室もかわいい写真を撮れるようになり見た目だけでは選んでもらえず。

そしていちばんわかりやすい値段での勝負になっていきます。

自分のお店じゃないので値段で勝負も好きにすればいいと思いますが、そこは資本金のある企業にはかないませんので小さなサロンは潰れていきます。

ネームバリューで集客

写真・見た目で集客

値段で集客

〇〇で集客??

値段で集客は個人的には成功と思えます。

【理由】

  • それなりの金額でそれなりの技術をしてもらえる
  • 人気で高いところと大差ない

持論です。

ただ、この流れで集客できたことによりそれなりの技術者が練習しなくなりそれなり以下になってしまう。

いろんな講習に行っても美容室の数はあれど、美容師がそんなにいない。

つまり、それなりなんです。

安かろう悪かろうが進歩しちゃった。

あくまで持論です。

で、〇〇で集客が今の時代なんですが、最強のツールSNS!!

今までスポットが当たらなかった美容師が、SNSで自分を発信して大人気になる時代です。

これによって強いのはお店の名前よりも個人の名前になりました。

インスタで人気の美容師さんがどこに努めてるのかさっぱりわからないってことも多々あると思います。

SNSで発信することで特定の美容師の価値が上がり、集客につながる。

集客につながれば売上が上がり、それに並行して給料が上がる。

お店も個人もwin-winです。

がしかし、今も昔もそうですが売り上げを持った美容師は『独立』を選択しやすいんですよね。

この独立こそが、美容室経営の難所。

個人についた顧客は、独立する美容師についていくのでその段階で売上が100万単位でなくなります。

すると、いままで養えていたアシスタントや家賃に当てる比率がおかしくなり一気に経営難になるという流れ。

それをさせまいと、なんとか独立を阻止したり、お客を持っていくなとケンカになるパターンがものすごく多いです。

円満に退社したければ、独立する店舗を半径10キロ以内にださないとか、口頭で伝えてもいいけどDMはダメだとかそんな約束事もすることがあります。

退社後も以前のお店の方といい関係でいる美容師さんは少ないと思います。

 

まぁいろいろと私見でざっくりと書き綴りましたが、HAIR DIMENSIONが倒産したというのもこういったことがあったからではないでしょうか。

  • 抱えきれない必要経費
  • 時代の変化
  • 止められない独立

 

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あとがき

一つの時代を作り上げたカリスマ美容室・唯一無二のヘアスタイルを作ったオーナーがいても倒産してしまう時代なんだなぁと。

逆に言えば、その過去にしがみつかないでどんどん新しいものを取り入れて発信していくことこそが美容室の本懐なのかなとも考えます。

矛盾しますがデジタルな時代だからこそのアナログの暖かさも一つの武器になるだろうし、正解のない美容室経営は難しくもあり楽しいものでもあると思います。

どこぞの小さな美容室が潰れても知らないですが、非常に影響力のある人のお店が潰れてしまったという事実は、ものすごく考えさせられる事案であります。

今後、自分の地域で生き残れるお店になるためにも、毎日一歩進んでいけるように鈍感なわたしは敏感な美容師になります。

 

 

おしまい

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ハッタさん

新潟県に生まれ美容師として働きながらWEBの勉強をしております。

自分のお店のホームページと自分のブログをメインに扱い、こっそりと違うサイトを作って小遣い稼ぎ中。

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