4月にiPad Proを購入しました。
その購入のきっかけとなったのは、iPad Pro専用の『Magic Keyboard』が発売されるということを知ったから。
ほんとうは家で使うようにiMacを買うかどうかで悩んでいたのですが、やはりコンパクトで持ち運びがしやすいデバイスを1台持っていたいですよね。
新しいMagic Keyboardは本当にタイミングが良く発表になったと思っています。
おおまかな使用感の前に私が欲しくなった背景を先に書きます。
iPad Proを買う前のデスク周り
- ASUSのノートPC
- Macbook Pro
- Kindle PaperWhite
Apple製品の良さ
Macbook Pro以外はほぼ使用していないので、ASUSのノートはすでに死に体です。ただWindowsでしかできない作業もあるので、そういったシーンで使います。
もともとブログをかければいいと思って購入したのですが、画像編集など少し重めの作業がどうしても快適さに欠けていてストレスのもとに。
仕事の都合もあってMacbook Proを購入し、スペックの高いPCの素晴らしさに気づくことができました。
Apple製品の良さにに気がついたのはMacbookを選んだからだと思うのですが、「トラックパッドの便利さ」がWindowsとは比較にならなかったです。
Windowsの場合クリックではなく触れたら選択されてしまうというかクリック扱いになってしまうので誤クリックが多い。
しかしMacのトラックパッドはカチッとクリックの感触があるのでわかりやすい。触れているだけなら選択になることはないのでマウスの必要性がなくなりました。
ムダに持ち運ぶものが減るというのはかなりなアドバンテージ。
メイン機を変えるか、サブ機を変えるか
4年ほどMacbook Proを使っていてなんの不満もないのですが、ふとリュックに入れて持ち運んでいると「重いな」と感じるように。
おそらくMacbook Airを使っていればそんなこと感じることはなかったのでが、やはりProはやや重い。自分も40歳を前にして肩にかかる負担を考えると、やはり重さはややネックに。
そこで考えたのはメイン機orサブ機を増やそうということ。
条件
- Apple製品
- 高めのスペック
- 携帯性の良さ
- 操作性
本当はメイン機をiMacにして家でデスクトップを使ってMacBook Proをサブ機にするという事も考えました。肩への負担は減らないですが、使い方の割り切りできるというのはかなりメリット。
動画の編集も考え始めたのでスペック重視で進めていたらきっとiMacになっていただろうなと思います。
そんな時に新型iPad Proが発表されて、ちょっと心が動き少し様子見の姿勢に。この時はまだ選択肢からは外れていたのですが、後日Appleが決定打となるような発表を。
それがiPad Pro用のMagic Keyboard。
この新しいデバイスの特徴は購入するには十分すぎるものでした。
では製品の特徴紹介、いってみましょう。
iPad Pro専用Magic Keyboardの特徴
- バタフライ構造キーボードの採用
- トラックパッドの採用
- フローティングデザインの採用
バタフライキーボードの採用
昨今のアップル製品のキーボードにはシザー構造が採用されていてこれがなかなか評判が悪い。
確かにシザー構造のキーボードをタイピングしてみるとピッチの浅さが気になり、タイプした瞬間に底に触れてしまうのでタイピング疲れが出てしまうような感じがある。
薄い何かを叩いているような感触だ。
比べてバタフライ構造のキーボード(持っているMacBook Pro)はシザー構造の倍ほどの深さがあり「キーボードを打っている」という感触がちゃんとあります。うとい人でも気付くくらい浅深の差を感じ取れるのではないだろうか。
タブレットにキーボードを求める人は基本的にタイピングをすることが多いから求めるんだと思う。であれば、打ち心地を求めるのは当然なのであろう。
Appleにとってシザー構造を選択していた期間は黒歴史になるのではないだろうか。
トラックパッドの採用
今まであったSmart Keyboard Folioにはトラックパッドがなく、こういったブログを書く際のカーソル移動は十字キーか画面を直で触れるようにしないといけないがやや面倒。
トラックパッドがることで本格的にMacBookの代わりを務めることが出来るようになったと思う。
また操作感は普通のトラックパッドと変わらずにクリックができたりジェスチャー操作も可能になっているので、とても使いやすい。とくにMacユーザーであれば違和感なく使えるはず。
かなり出来はいい製品であると思います。
またトラックパッドがついたことで動画編集なども操作がしやすくなったので、他のアプリなどの使用感にも無限の可能性を感じます。
フローティングデザインの採用
タブレットのカバーといえばブックカバーのようなタイプのもので、角度調整が多少できるといったものを想像するでしょう。
このようなスタンド型のようなSmart Keyboard Folioの形のイメージ。
新製品のMagic Keyboardは想像の上をいく異次元のデザインと言ってもいいのかなと。
まさか浮かせるとは。
きっと目にした人はどうなているんだと思うでしょう。
iPad Proの背面のマグネットとMagic Keyboardのマグネットがガッチリと噛み合います。
こんなデザインは考えもつかなかった。
このフローティングデザインにする事で画面に高さが出て、目線に近づくことで疲れにくくなるというメリットがある。
よく考えられたものだと感心します。
上記の3点はいろんな人の心をくすぐったのではないでしょうか。実際にネット上にあがっているレビュー記事は本当に高評価が多いです。
ただし、不満な点がないわけではないのでそれも書き出してみます。
Magic Keyboardに対する不満
- 価格が高い
- 重量感がすごい
- 角度の選択幅が狭い
不満をあげるときりがないのですが、多くの人が感じているであろうことを記載。
価格が高い
- Magic Keyboard ・・・ 31,800円〜
- Smart Keyboard folio ・・・ 18,800円〜
わかりやすいくらい離れた価格設定。
トラックパッド一つでこんなに変わるのか、とも思ってしまうほど。
ただしApple製品のアクセサリの一つである『Magic Trackpadが12,800円』であることを考えるとそれほど高い買い物ではないような気もする。
多くのものを持って出歩きたくなければMagic Keyboardを一つ持つ方が賢いだろう。
重量感がすごい
- Magic Keyboard ・・・約600g
- Smart Keyboard folio ・・・ 約300g
もしもサブ機として軽いものがいいという人はこの重さは気になってしまうかもしれない。
私は約1.4kgのMacBook Proを使っていて、これを少しでも軽くと考えていたが、iPad Pro11インチだと473gなのでMagic Keyboardを合わせると約1.1kg弱になる。多少は軽くなるのでまだ許せる方だとは思っています。
もしも持ち運びがメインで考えると1kgを切る製品が多い中では、最低1kgはあるiPad ProとMagic Keyboardの組み合わせは重い方に入るだろう。他のレビュアーの方も重い重いと言っている。
12.9インチのiPad Proを持っている人だとさらに重くなるので、MacBook Proを持ち運ぶのと何ら変わらなくなってくる。
それなら個人的にはMacBook Proを買った方がいいと言ってしまうだろう。
角度の選択幅が狭い
これに関しては持っている人しかわからないと思うが、もう少し倒したいというのが本音。
決まった角度でしか使えないので視線の位置を保つためにやや高めのところに置いたほうがいいのかなと感じてしまいます。

▲実際の可動域
普通に開いて使うとするなら100〜120°のポジションが限界だろう。できれば130°くらいまでは開いて欲しかった。

▲実用性のあるギリギリの範囲
その他Magic Keyboardの良いところ、悪いところ
上記であげた以外のところでの長所短所を記載してみる。
使えば使うほどに良いところも悪いところもあるのがわかる。
○長所
✖︎短所
- キーボード自体はバッテリーがない
- アップルペンシルを使うときはキーボード時から外す必要がある
- 重心がやや後ろなので膝上作業には向かない
- 数字キーとiPadの間が狭く打ちにくい
まだ細かいところを見ていけばいろいろあるのだろうが、「どのように使いたいのか」が一番重要な気がする。
iPad Proに関してはサイズ感や値段もバラバラなので、購入する時には自分の使い方というのをよく考えてから買った方がいいと思う。
ネットで調べるとブログやYouTubeでiPad Proの選び方などがたくさん出てきている。
私は「MacBookと同じように使える」「携帯性」「アップルペンシルを使いたい」というところで購入するに至りました。
たまにイラストを書いたりどこかのセミナーでノートの代わりにiPad Proを使いたい買ったので、サイズ選びも慎重でしたね。
今のところMacBook Proと比べてしまうと多少の違いはありますが、慣れでしょう。
Magic Keyboardの総評
個人的にとても満足しています。
- 11インチのiPad Pro
- Magic Keyboard
- アップルペンシル
この3点と液晶保護フィルム(ペーパーライク)とキーボードくるまでの間のケースを購入し15万ほど財布から飛んで行きました。
ただ全く後悔はなく、MacBook Proとやれることが違いワクワクしながら楽しめています。
キーボードもそうですがアップルペンシルの使い勝手が良いのでiPad Proを購入した人は絶対に一緒に持っていて欲しいアイテムですね。
今後はもっともっと実用的な使い方ができていくんだという希望でいっぱいです。
こんな感じで締めたいと思います。