美容師ブログ

地毛証明書?ツーブロック禁止?中学・高校の髪型の校則について考える

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ハッタ
前ページではカラーやパーマについて考えましたが、次は【男子生徒のツーブロック禁止】について考えようと思います

ここからは法律関係なしに完全に《ひとりの美容師としての私的な偏った考え方》になってしまいます

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中学高校ではツーブロックが禁止されている

ツーブロック

完全に美容師目線になってしまいますが、数年前から流行っている男性の『ツーブロックスタイル』と呼ばれる髪型、とてもいいと思います。

耳周りは刈り上げているのですっきりとするし、15年くらい前に流行ってたウルフスタイルみたいに襟足がヒョロヒョロ長くてジャマな感じもない。なんなら頭の形をよく見せることもできて、遊びを残すこともできる。

スタイリングの幅も広がって、自分らしさの表現をすることが容易な髪型の一つだと思ってます。

誰が見てもスッキリしたすてきなヘアスタイルです。

 

ツーブロックを禁止する学校も

カットに来る男子学生さんのカウンセリングをしていたときの会話。

 

「短めにしたいです」

「耳出た方がいいよね?」

「そうですね」

「耳周り刈ってツーブロックしてみる?」

「!?」

「いやっ・・・禁止されてて」

「えっっ!?」

「短めにしろって」

「・・・」

「(ツーブロックミジカイヨ)」

 

こんな流れがありました。(ここまで雑ではない)

中学・高校共にこのような校則があるようです。学校によってはバリカンが用意してあってツーブロックがバレるとバリカンで坊主にされてしまうようです。

さらに、高校の部活少年が自転車2ケツしているところを見つかり「坊主にする」か「部活を辞めるか」を迫られたそう。その子は坊主が絶対嫌だったから部活を辞めたのですが、この『極端な2択を年端も行かぬ学生に問う』というのは教育のあり方としてどうなのかなとも思います。

もしも、その場で無理やりバリカンを入れられてしまった場合、それは『強要罪』ではないのかなと思っています。

強要罪とは

強要罪とは、人の生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害する罪(刑法223条)を意味する。

参考弁護士ドットコムより

なので「ツーブロックはNGだから坊主にしてこい」と言うのはいいけれど、「バリカンで無理やり坊主にする」というのは立派な犯罪行為であるといえます。

違うケースで言えば「スプレーで髪の毛を黒くされてしまう」ということも強要罪に当たるのではないかなと。

もしもこういった体験でひどく心が傷ついてしまったという場合、正確なことは弁護士さんに問い合わせてみましょう。

私は『校則で拘束力を持つことはできるが、それによる強制執行は違法性が高い』と判断します。

 

ツーブロックが禁止される理由がわからない

正直なところ意味不明です。

上記で書いたように「短くしてこい」との指示に対して「耳周りもすっきりできるスタイル」を提案するのに「それはダメ」とか・・・。

カラーの件でも書きましたが、校則というのは適法なので美容師側としても意見できません。

禁止されていることを幇助するのはナンセンスなので。

ただそれであれば「短く」なんて曖昧で具体性のない言葉ではなく「この髪型にしてこい」っていうくらいの具体性が必要なのではないでしょうか??

その辺の主体性を生徒にもたせてしまうから「こっそりやればいい」になるし「このくらいなら大丈夫」っていう判断が生まれ、言われた美容師もお客からの注文であれば「禁止されたツーブロック」をやるようになるのです

 

社会人はツーブロックをしているのに

社会に出ると「ツーブロックをしている大人」はたくさんいます。

それなのに社会に出る一歩手前の学生は禁止…

おかしな校則にも程があります。

社会人の大人はこういいます「バリカン持ってるといつでもサッパリできていいよ」と。

社会はツーブロックを一つのヘアスタイルとして受け入れているんですよね。

なのに教育機関だけは受け入れないというのも変な話です。

学校は『進学させるためだけの勉強』ではなく『社会に出る手前の勉強』もさせるべきなんですよね。

社会でツーブロックは必須ではないけれど、受け入れられている事実を認識すべきなんです。

昭和のルールを引きずる古い体制をそろそろやめにしましょう。

 

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『ツーブロック禁止』を先生方はどう思っているのか?

当店は各学校の教員さんがたくさん来るので一部の方に聞いてみました。

すると、

個人的にはツーブロックが悪いとは思いません。

ただ一部の保護者が「ツーブロックは非行の始まりになる」と。

なのでここまでは大丈夫だけれど、これ以上はダメという線引きが難しい。それならばツーブロックを禁止するのが早い。

おいおい非行の始まりって・・・昔のヤンキーか?

持って生まれた髪色を変えたりうねらせたりするわけではないし、ピアスのように穴を開けるわけでもないんだからさ。

その「一部の保護者」とは保護者全体の何%なんでしょうか?そして何%の保護者がツーブロックOKを出すと思っているのか。

おそらく100人の保護者に聞けば98人は「ツーブロックOK」を言ってくれます。(仕事の経験上)

モンスターペアレントに対して毅然とした態度を取らないでどうするのか。

クレーマーというのは味をしめると何度も味見したくなっちゃう生き物なので一度弾いてあげた方がいいと思います。

この話をしてくれた先生が悪いというわけではなくて、ツーブロックが禁止されている理由が明確な理由ではなく、極々一部のモンペの意見によるものであることが悲しいです。日本は民主主義の国なので多数派の意見が一番強いはずなのですが、一部のモンペは多数派の声よりも大声を張り上げているようですね。

逆にツーブロックOK派の保護者の方々が立ち上がったらツーブロックをOKにしてくれるのでしょうか?

 

簡単に禁止して右ならえをすることの弊害

あれこれなんでもダメ!禁止!というのは簡単です。

でもそれって教育現場という公的機関で『個性のない性格の誤差1mm以内のほぼ同一人物』を作り上げようとしていないですか??

右ならえで隣の人間に合わせようとしてないですか?まるでなんでもいうことを聞く軍隊のように。

海外では成績がある一つのジャンルが10でそれ以外1の子供は個性があってよしと言われ、その個性を伸ばすように育てられます。なので日本よりもスペシャリストが多いです。

しかし日本では同じようにオール1の中に10があると打たれます。「出る杭は打たれる」ってやつです。

日本は全部3〜4くらいの子が『一般的ないい子』と言われるんですよね〜。

残念ながら子供の頃からの特異なもの(得意ではなく特異)を個性と呼ぶような風習がない国が日本なのです。個性どころかむしろ「異常」と捉えられてしまうこともあります。

個性を出そう・伸ばそうとしても抑えられてしまっては子供達一人一人の表現力がなくなってしまうし、そういったことをしたいと願う気持ちを大人が踏みにじってしまうことにもつながりかねません。

【野菊も咲くまでは只の草】

可憐できれいな野菊も花を咲かすまではただの雑草となんら変わらないが、ひとたび花を咲かせると人目につくようになる。

人の値打ちも、その人柄や才能が発揮されてるまではわからない。

 

全てにおいて『いきなり花は咲きません。芽が出た瞬間に摘むようなことはやめてもらいたい』と思ってます。

 

地毛証明書・ツーブロック禁止の校則のまとめ

すこぶる長文を書かせていただきました。

結論を言えば「学校が子供の個性を潰すな」ってことです。

ルールで何でもかんでも決めてしまうのは簡単ですが、見方を変えると「子供たちを信用していない」ということでもあると思います。

本当にいい子たちであれば一度髪の毛を染めようとも、パーマをかけようとも、ツーブロックをしようともその子たちの本質は変わりません。「地毛証明書」を提出させるということは子供だけでなく保護者すら信じていないということに他ならないと思います。

しかし、そうでもしないとルールも守れない世の中になってるとも捉えらます。こそこそとセコい性格に日本人がなってきているのかな。

あと、子供たちよ!

ハッタ
学校を選ぶときに校則はわかりきっているのだから、禁止されていることはやるな!

かなり大事なことなのですが、先生方がそういったことで手を煩わせることで本来やるべき仕事が手につかなくなるし、お前にとっても風あたりが厳しくなるぞ。

髪の毛を通して個性を表現することの難しさを感じる悲しい世界できあがりましたとさ。

 

ツーブロック禁止について

  • 校則は違法のようで違法でない(治外法権)
  • 無理やりバリカンを入れられたり、黒スプレーで染められるのは"違法性"が高い
  • モンペの一声に負ける教育に子供の声は届かない
  • 学生側はダメとわかりきっていることをしない

 

おしまい

 

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ハッタさん

新潟県に生まれ美容師として働きながらWEBの勉強をしております。

自分のお店のホームページと自分のブログをメインに扱い、こっそりと違うサイトを作って小遣い稼ぎ中。

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