あなたは『ちゃんとドライヤーを使って乾かしていますか?』
美容師的な目線でやはり『髪の毛はきちんと乾かして欲しい』という気持ちがあります。
乾かすのがめんどくさいという人のために【少しでも早く乾かす方法】と【気をつけるべきこと】をあわせて、今回はためになる情報を残します。
髪の手入れの基本となる『ドライヤーで髪を乾かすことの知識』として、ぜひ一読ください。
ドライヤーで髪を早く乾かすコツはヘッド(ノズル)にある?
ドライヤーのヘッド・ノズルはつけてる?外してる?
20年近く美容師していて、このヘッド(ノズル)が『ついてるorついてない』かで乾かす速度がだいぶ変わるよなって思ってます。
きっとヘッド(ノズル)が何の意味であるのかわかっていない人も多いでしょう。
ちゃんと役割はあるのですが、一般的には必要とすることは少ないかもです。お家のドライヤーのヘッドがなくても困りはしないはず。
ヘッド・ノズルの有無でどちらが早いのか?
結論から言うと、ヘッドはつけない方が乾きが早いです。
ヘッドは風を集めて狙ったところに風をあてるためにあるものだからです。
ブローをするときにブラシを使い、そこに狙いを定めて風をあてるのであれば間違いなく良い効果をもたらすでしょう。しかし、乾かすことに関しては風を拡散させて広範囲に風を送り込んだ方が早いです。
大事なのは「熱をあてる」のではなく「風をあてる」ということ。
なので同じ風の量であれば広い範囲の方が比較的乾くのが早くなるということです。
個人的な考え方としては、風をあてることで風が水分をキャッチしそのまま髪の外へ抜けていくような感じ。
ヘッドやノズルなしが早いって本当?
差は僅かかもしれませんが本当に早くなります。ちょっと疑うかもと思う人は実際に試してみてください。
最初からつけてる人と外してる人ではドライヤーを使う時間が20%ほど変わってくるはずです。
ただ気を付けてほしいのが、美容師が使っているような大風量なドライヤーならわかりやすいかもですが、一般的に市販されている風量の少ないドライヤーは効果が実感しにくいかもしれません。
ドライヤーによってはノズルが取れないなんてこともあるかもしれません。
ドライヤーの選び方で気をつけてほしいこと
- 風量がそよ風レベルのドライヤー
- 熱量だけはプロ用以上の熱々ドライヤー
ちゃんとあったかい風が出てるのに乾かず、それどころか火傷するほど熱い温風を出すドライヤーもあります(某銭湯で体験済み)。
そういったドライヤーは熱ばかりあてることになるので、時間をかけてもなかなか乾かず結果的に髪を傷めてしまいます。
家電量販店で試せるものがあったとしても、きっと強弱はわからないと思います。
市販品で1〜2万もするような高いドライヤー(パナ○ニックなど)もありますが、そこに手を伸ばすなら一度待ったをかけてください。
美容室でも同じぐらいの値段でご案内できるものがたくさんあります。プロも使用するドライヤーを使ってみてもらっていいと思います。
もしかしたら「ドライヤーに1万円も出すのはちょっとな〜」って考える人ももちろんいるのはわかります。
そういう人は乾かす前の「洗い流さないトリートメント」を使うようにしてください。熱から髪を守ってくれたり、乾かしすぎを防いでくれます。
例えばこういったもの
キレイな髪を維持するには「濡れたままにしない」ことが基本です。
乾かすためのドライヤーも使い方をちょっと変えるともっと便利になるでしょうし、ドライヤー本体を『プロが選ぶ髪にいいドライヤー』にしてみることで驚きの違いに気付けることもあります。
毎日使うものだからこそ髪に負担をかけない工夫をしていってください。
髪を早く乾かす方法:まとめ
髪の毛を早く乾かすことができれば、それだけ髪の負担も減らせます。
今までドライヤーのノズルをつけていた人はお試しでつけずに乾かしてみてもらいたいです。
そして乾かすためのアイテム(洗い流さないトリートメント・ドライヤー)は良いものをチョイスしてもらえるといいなと思います。
余談「美容師が考えた髪の毛ために作られたタオル」というものもあって吸水力がものすごく、ロングの人も乾かす時間がぐっと減ります。興味があれば使ってみてください。
今回はドライヤーのことについて書きました。
きちんと乾かし方を理解して丁寧に根本から乾かして最後に毛先を乾かすのがポイントなので、これを読んだ人はぜひ美髪ライフを送ってください。